ピストバイクに興味がある人に伝えたい3つのこと
記事中にピストと固定ギアが出てくるけど
ピストはシングルスピードのことで固定もフリーも指してる
固定ギアはそのなかでも固定ギアのみのことを指してる
というように一応使い分けてる
たぶん激しく転ける
僕は初めてピストバイクに乗って50mで頭から地面に落ちた
幸い肘の骨にヒビが入ったかな?程度でそのあとスキッドの練習をしに行った
固定ギアは足を止めればタイヤ止まるんでしょ
と思ってると思うんだけど、実際は
本気で足を止めない限りペダルは止まらないから
ずっとペダル回しとけばいいんでしょ
と思ってると思うんだけど、実際は
無意識のうちに足なんて止めてるから
この2つが重なるとどうなるか
そう
無意識に足を止めた瞬間ペダルにふっとばされて自分が吹っ飛ぶ
立ちこぎは慣れるまでしないほうがいい
足止めた瞬間頭から地面に落ちる
チャリ乗りはなんやかんやコケたことある人が多いと思う
コケたことある人ならわかると思うけど
チャリンコで転けるのはダサい
じゃなくて
チャリンコは危ない乗り物
ってことだと思う
僕は判断見すれば頭思いっきりぶつけてて絶対後遺症残るような事故をしたことがあるから本気でそう思ってる
正直街ではロードレーサーとかクロスバイクのほうが速いと思う
同じギア比なら伝導率が固定ギアのほうが高いから速い
ピストはギア比が変えられないから街乗りではそんな速くない
平地の直線ではロードレーサーのほうがギア変えられるから加速がはやく、最高速も速い
ある程度長ければ固定ギアのほうが速いけど街中だと加速してる間に止まらないといけないからやっぱりロードレーサーやクロスバイクのほうが速いと思う
平地のコーナーでは固定ギアはペダルが地面に当たるからチャリンコを傾けられないからロードレーサーやクロスバイクのほうが速い
上り坂はギア比があったとこならピストはペダルが帰ってくるから案外登りやすい
でも、ギア比が合わないと押して歩くというチャリ乗りとしての屈辱を味わうことになる
その点ロードスターやクロスバイクは勾配がきつくてもくるくるペダル回してればなんとか登れる
慣れるまで時間がかかる
固定ギアはペダルとタイヤが直結したように回る独特の感覚がある
初めて乗ったチャリンコが固定ギアの人を除くすべての人は
フリーギアの感覚に慣れきってる
だから、無意識のうちに足を止めてしまうんだ
例えば、立ちこぎして座ろうとする瞬間や
カーブを曲がろうとしたときとか
足を無意識に止めると体が投げ出されそうになるし、実際投げ出される
でも、こんなの手を出すべきじゃなかったって諦めないでほしい
何時間か乗っていれば絶対慣れるから
慣れれば固定ギアのダイレクト感がすごく楽しい事がわかるから
まとめ
やっぱりピストはチャリンコの初期の方のもので時代の進化に取り残されている感じがすると思う
現ピスト乗りだけど僕もそう思う
クルマでも基本的にATしか売ってないけど、最近はMTも少し増えてきたと思う
便利で効率がいいものが出てきても
単純に好きであったり
楽しさやロマンを求めて
昔からある技術を使い続ける人っていると思う
慣れるまで時間がかかり、そこまで速くなく、事故もしやすい
それでも魅力があるからピストに乗る
ピストはそういう楽しさやロマンを求める一部の人達は乗り続ける乗り物だと思う
これを機にピストに乗って楽しんでもらえたらと思う
ピストをカスタムするときのおすすめを紹介するよ
ピストバイクを買って乗っているうちに
もっと乗りやすくしたいとか
もっとかっこよくしたいとか
自分色にチャリンコを染めたくなった人に向けてカスタムのポイントとかおすすめを紹介するよ
ハンドル
ハンドルはチャリンコの操作性とか見た目に大きく関わってくるからしっかり選ぶのが楽しい
個人的な見解としてはピスト乗りはバーテープを巻いてる人が少ない (僕も巻いてない)
フラットバー
フラットバーは真っ直ぐなハンドル
このハンドルは他のタイプのハンドルに比べて軽い
カーボンで作ってるやつでも他のやつより安い
ライザーバー
ライザーバーは持ち手が上がってるハンドル
ママチャリでよくあるタイプのハンドル
トリックをする人とかBMXはこのハンドルを使ってる
コントロール性がよくてちょこまか動ける
ブルホーンバー
ブルホーンバーはその名の通り牛の角のような形
ドロップハンドルよりブレーキがかけやすく街乗りでは結構使いやすい
前傾姿勢が取りやすい
ブルホーンバーにはフラットなものと肩下がりなものがある
フラットは上の写真のやつで肩下がりはこれ
個人的にはフラットのほうがすき
チャリ乗りはよくハンドルの中心近くを握ってるんだけど
肩下がりでこれをやろうとすると握りにくかった (慣れれば出来るのかもしれないけど)
見た目的には肩下がりのブルホーンのほうがいかつく出来るかもしれない
フラットでも調整すればかなり攻撃的な見た目にはなる
ドロップハンドル
ドロップハンドルはロードバイクによくついてるハンドル
見たことある人も多いと思う
一番前傾姿勢が取りやすくて速いスピードが出る
(最高に前傾姿勢になるともう前なんて見えない)
ブレーキが握りにくくて急ブレーキで割と焦る
でも、ピスト乗りはよく上の写真のトラックドロップと言われる物を付けたりしてる
これは上がフラットなとこが少なく基本下の方しか持たないよってストイックなハンドル
ちなみにロードバイクがよくつけてるタイプがこれ
上の方も持ちやすい
ギア
固定ギア
ピストと言ったら固定ギアでしょ、と思う
固定ギアは後ろのタイヤとペダルがずっとひっついてて、ペダルから足を離してもずっとペダルが回り続ける
だから、後ろに漕いだり出来る
固定ギアはペダルが勝手に回ってるから、力を入れたぶんだけ前に進む
このダイレクト感がたまらなく気持ちいい
これは乗ってみた人にしかわからないからぜひ乗ってみてほしい
他に固定ギアなら下の画像のようなスキッドが楽しめる
これがやりたいってだけで固定ギアに乗る理由に十分なる
フリーギア
フリーギアは普通のチャリンコと同じようにペダルを止めても後ろタイヤは回り続けるタイプのギア
チャリンコをおしゃれで乗ってる人がよくこのギア使ってる
でも、正直シングルスピードでフリーギアはママチャリやん
ということであまりお薦めはできない
ギア比
要するにペダルを1回転させるとタイヤは何回転しますか数
ギア比は
ペダル側の「チェーンリング」と
タイヤ側の「コグ」で決まる
ギア比 = チェーンリングの歯数 ÷ コグの歯数
チェーンリングよりコグのほうが安いことが
多いから始めはコグを交換していけばいいと思う
ギア比の参考
~ 2.5: トリックする
2.5 ~ 3.0: 街乗りメイン
3.0 ~: あまり信号が多くなくてずっと走れるような道をかっ飛ばす
ギア比によってスキッドポイント数が違うから
スキッドをする人はそこも注意したほうがいい
タイヤ
太さ
街乗りメインだと23 ~ 28cくらいが乗りやすいと思う
これより細いと乗り心地が悪いし、これより太いと重く感じるようになる
スキッド用のおすすめ
スキッドをしてるとタイヤの寿命は1ヶ月くらい
だから、安くて滑りやすいタイヤがいいんだけど
僕がおすすめなのはこのThick Slickがおすすめ
スキッドをすることが想定してるから滑りやすいし強い
僕のチャリンコの構成
最後に僕のチャリンコを紹介しとく
街乗りしかしないチャリンコだから、街乗りピスト欲しい人は参考にしてみて
車種: Schwinn Cutter
ハンドル: プロファイルデザイン T2 Wing (ブルホーンバー)
ステム: Cinelli Pista Stem
チェーン: Izumi ジェットブラック&ゴールド
コグ: Shimano SS-7600
タイヤ: F: Panaracer Race A EVO3 23c R: WTB Thick Slick 25c
こだわりとしてはハンドル周り
このステムが角度付きまくってるからステムの時点で前下りにしておいて
この角度にブルホーンを合わしてる
チャリンコはスローピングフレームだけど
ステムから前はパシュートという
どこを目指しているのかわからないようなセッティング
ギア比は3.07でスキッドポイントは15
だから、スピード出せてしっかり遊べる
クロスバイク・ロードバイク・MTB・ピストとかの特徴とか
自転車専用車線ができてきたりとチャリンコに乗りやすくなってきて
スポーツバイクに乗ってる人が増えてきたと感じる
スポーツバイクにもいろいろ種類があるんだけど、今回はそれを紹介していく
クロスバイク
スポーツタイプの自転車で一番最初におすすめされるのがこのタイプのチャリンコ
街で乗ってる人が多く初心者でも乗りやすい
予算: 5万円~
特徴
- 多くの人が乗ってる
- 街乗りしやすい
多く人が乗っていてチャリンコにガチじゃなくても乗りやすい
クロスバイクはロードバイクよりのフラットバーロードやMTBよりや
安いものからロードバイクが余裕で買えるくらいのものまで
幅広くあってじっくり選ぶのが楽しい
街中、駅前なんかはクロスバイクが最速だと思う
特にホイールベース短くて油圧ディスクブレーキはかっ飛ばしても事故らない
こんな人におすすめ
- スポーツバイクに興味あって初めて乗る人
- 街中でどの乗り物より最速に走りたい人
ロードバイク
舗装路を速く走ることを目的に作られたチャリンコ
ドロップハンドルと言われるハンドルと細いタイヤが特徴的
クロスバイクより速いチャリンコが欲しい人が買う
予算: 10万円~
特徴
- 速い
- 長距離乗っても疲れにくい
- 坂でも簡単に登れる
ロードバイクは平地から山まで快適に走ることが出来る
車についていってるチャリンコはだいたいロードバイク
こんな人におすすめ
- クロスバイクに乗ってみたけど、もっとスピードがほしいと感じた人
- 車と同じ速さで道路を走りたい人
- 自転車旅行をしてみたい人
MTB(マウンテンバイク)
未舗装路を走ることを目的としたチャリンコ
太いタイヤで安定感がある
予算: 10万円~(フロントサスペンション)、15万円~(ダブルサスペンション)
特徴
- 悪路走れる
- 舗装路でスピード出すとタイヤがうるさい
- トリックしやすい
こんな人におすすめ
- クロスバイクに乗ってみたけど、もっと悪路を走りたいと感じた人
- トリックしたい人
- 家が山にあるんだけど、自転車で動きたい人
シクロクロス
簡単に言うと未舗装路を走れるようにしたロードバイク
水や泥がつくことが想定されて作られてるから通勤や通学にもおすすめ
予算: 10万円~
特徴
- 見た目はロードバイクに似てる
- 悪路も走れる
ロードバイクにマウンテンバイクのブレーキを付けたみたいな格好
でも、ロードバイクでもディスクブレーキついてるチャリンコ出てきてるから
見た目だけだと違いがわかりにくいかもしれない
そんなときはタイヤを見ればわかるかもしれない
ロードバイクは細いタイヤ(23cとか)履いてるけど、シクロクロスは少し太い(28cとか)くらいのタイヤ履いてるからそこを見るといいよ
こんな人におすすめ
- 悪路を走りたいけど舗装路で速く走りたい人
- 通勤や通学で雨に濡れるけど速いチャリに乗りたい人
TTバイク
TTバイクのTTはTime Trialのことでロードバイクと違ってレースではなくタイムトライアル用のチャリンコ
空気抵抗を最大限減らしてて、平地では最速
初心者でいきなりこれを買うのはやめたほうがいい
予算: 20万円~
特徴
- 平坦な道なら最速(ロードバイクより速い)
- 街乗りしてる人は殆どいない(見たことない)
こんな人におすすめ
- 平地でロードレーサーをぶち抜きたい人(とまんないからほんと気をつけて)
ピストバイク
ピストの定義はいろいろあるけど
今回は広義の意味のシングルスピードのチャリンコということにする
変速機を持たずに前のギアと後ろのギアだけを持ったチャリンコ
ブレーキを使わなくても止まれるため、ブレーキ無しで走るのが昔問題になった
ギアがフリーギアと固定ギアっていうのがある
フリーギアはママチャリと同じように足を止めてもタイヤは回り続けるタイプのギア
固定ギアは足とタイヤがずっと同じように回る
だから、後ろ向きに進める
固定ギアは他のタイプと全く違うから気軽に乗れると思わないでしっかり練習がいると思う
予算: 5万円~
特徴
- ギア比を変えられない
- 固定ギアはダイレクト感とかスキッドが気持ちいい
- 慣れるまでほぼ確実に事故りかける
- 自分で改造しやすい
ギア比が固定だから上り坂でも軽いギアではしれないし、もっとスピードがほしいなら足を早く回すしかない
チャリンコ自体の構造がシンプルだから自分いろいろ改造しやすい
自分の好きなチャリンコに変えていくって楽しみ方が出来るのはこのチャリンコだけかもしれない
固定ギアとフリーギアで迷ったらぜひ固定ギアをおすすめする
慣れるまで時間がかかるけど
慣れたらダイレクト感がほんとに楽しい
このダイレクト感っていうのをうまく説明できないんだけど
なんというかペダルを介してチャリンコと一体になった感じがするんだ
これを是非体感してほしい
ピストについて知っとほしいことをまとめたから、興味がある人は是非読んでほしい
こんな人におすすめ
- 人と違うチャリンコに乗りたい人
- 自分で色々いじりたい人
- トリックとかしたい人
あとがき
チャリンコはやっぱり楽しい
でも、今の日本はまだチャリ乗りが肩身の狭い交通事情だと思う
みんながチャリンコに乗るように慣ればもっとチャリ乗りに優しい道路に代わっていくと思う
みんな、チャリに乗ろう