ムーンショット型研究開発制度って結局どうなん?
台風の回避や人工冬眠、仮想現実で個人と会話するなどの
ムーンショット研究に100億円超の予算を組んで取り組むことがニュースになってる
この100億円超をたくさんの研究者に分配してそれぞれの研究を競わせる制度をムーンショット型研究開発制度という
そもそもムーンショットとは
困難だけど実現によって大きなインパクトがもたらされる挑戦のこと
実は世界では様々なムーンショット研究がされている
例えばアメリカでの脳のアポロ計画などがある
詳しくはここらへんを見てみてほしい
ムーン ショット研究の推進について
脳をリバースエンジニアリング!米国の威信をかけたAI開発国家プロジェクト « Emerging Technology Review
科学の最先端である大学にいるとある大学生である僕としては
本当に実現できるものは多くないと思う
台風の進路を変える技術については
天候というのはカオス理論という少しの誤差のせいで予測できなくなるという理論が成り立つため予測できない
そのため進路を変えようと思っても進路を変えたあとの予測ができないためどこに進路を変えればよいか困ると思う
でも、台風の上空で超巨大なファンを回して強制的に下降気流を作るとか地球の地軸を焦らすとかすれば消滅させることができないことはないかもしれない
人工冬眠は比較的現実的だと思う
心臓の鼓動を限界まで抑えて眠らしていることで長く生きるとかの方法は実現できると思う
では、なぜ政府は100億円超の予算をとって無謀とも思えるような研究を支援するのだろうか
それはきっと単純に科学の発展を狙っているのだと思う
ムーンショット研究をする中で様々な技術や理論ができてくると思う
これが最大の目的だと思う
今の一般の研究は研究者以外には
何をやってて何に役に立つのかわかりにくい研究が多い
(研究なんだから誰でも出来るわけでもないからわかりにくいのは普通といえば普通なのかもしれないが...)
そこで、わかりやすくて効果的な研究に予算を取ることで、納税者からの理解を得るということも目的の一つだと思う
この理解の得られた予算でムーンショット研究をして
その過程で様々な技術や理論を得ることを政府は狙っている
つまり、無謀とも思われるムーンショット研究がそのまま成功しなくても
その過程でさまざまなものが得られたらそれでいいと思う
そして、それらの技術や知識は今後確実に私達の生活を豊かにするだろう
これからは科学者も頑張って科学を理解してもらうように務めるから
ぜひ皆さんには温かい目で見守ってほしい